NHK『こんなこいるかな』全12キャラと声優覚えてる?現在の配信状況も徹底解説!
1986年から1991年にかけてNHK『おかあさんといっしょ』内で放送され、当時の子どもたちを釘付けにした伝説的ショートアニメ『こんなこいるかな』。丸みを帯びた愛らしいフォルムと、少し困った癖や強烈な個性を持つキャラクターたちの日常劇は、放送終了から四半世紀以上が経過した現在も根強い人気を誇っています。
かつて番組を見て育った世代が親となり、世代を超えて「自分の子どもにも見せたい・読ませたい」という声が急増しています。全12キャラクターの詳細な特徴や担当声優の知られざる裏話、さらに現在における絵本の復刊状況や動画の配信実態、最新グッズの展開まで徹底取材しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:全12キャラクターの全音声・ナレーションは名優・玄田哲章が1人ですべて演じ分けるという驚異の職人技で制作されていた。
- 要点2:絵本は世界文化社より新装版として復刊・継続販売されており、動画はNHKアーカイブス系特番や市販DVDで鑑賞可能。
- 要点3:単なる「しつけ」ではなく「短所も大切な個性」として肯定する先進的な教育観が、現代の育児シーンで再び高く評価されている。
【全12キャラ一覧】『こんなこいるかな』個性豊かな仲間たちと担当声優の衝撃事実
『こんなこいるかな』に登場するキャラクターは全部で12人。放送初期の6人に加え、後から新たな仲間が加わる形で世界が広がっていきました。まずは、懐かしい全キャラクターのプロフィールと特徴を振り返ります。
1. いやだ(いやだいやだの いやだ)
何をするにもまず「いやだ!」と自己主張する、作品の顔とも言える存在。ピンク色の体とつぶらな瞳がトレードマークで、自我が芽生え始めた幼児の第一次反抗期を象徴しています。
2. ぶるぶる(こわがりやの ぶるぶる)
水色の体に垂れ下がった耳が特徴の怖がり屋さん。些細な物音や暗闇にすぐ震えてしまいますが、恐怖を乗り越えて一歩踏み出す姿が共感を呼びました。
3. ぽっけ(わすれんぼうの ぽっけ)
頭の大きなポケットが印象的なオレンジ色の男の子。物を置いた場所や頼まれた用事をすぐに忘れてしまいますが、どこか憎めない天真爛漫さを持っています。
4. たずら(いたずらっこの たずら)
尖った耳と好奇心旺盛な表情が目印の緑色のキャラクター。友達を驚かせたり悪戯を仕掛けたりするのが大好きですが、度を越して失敗し反省する一面もあります。
5. ぽいっと(ちらかしやの ぽいっと)
使ったおもちゃや脱いだ服をあちこちに「ぽいっ」と散らかしてしまう黄色いキャラクター。片付けが苦手な子どものリアルな日常をコミカルに描き出しました。
6. もぐもぐ(くいしんぼうの もぐもぐ)
いつも何かを美味しそうに食べている、ふくよかな体型が魅力のキャラクター。食べ物への執着からトラブルを起こすこともありますが、美味しそうに頬張る姿は周囲を和ませます。
7. ぴかっと(アイディアマンの ぴかっと)
電球のような頭の形をした閃きの天才。仲間が困った事態に陥った際、斬新なアイデアをひらめいて解決へと導く頼もしい存在です。
8. ぽかん(のんびりやの ぽかん)
周囲が慌ただしく動いていても、マイペースに空を眺めているのんびり屋。独特のタイム感で生きる癒やし系キャラクターです。
9. わらいんぼ(いつもえがおの わらいんぼ)
どんなハプニングが起きてもケラケラと笑い飛ばす明るい性格。その屈託のない笑顔は周囲の緊張を一瞬でほぐすムードメーカーとして描かれました。
10. がんこ(がんこものの がんこ)
一度言い出したらテコでも動かない芯の強さを持つキャラクター。融通が利かない反面、自分の信念を最後まで貫く誠実さも秘めています。
11. まねりん(まねっこの まねりん)
他人の仕草や口癖をすぐに真似してしまう器用なキャラクター。相手を怒らせてしまうこともありますが、物事の上達が早い一面も持ち合わせています。
12. なーに(しりたがりやの なーに)
「これ、なーに?」と何にでも疑問を持ち質問を繰り返す知識欲旺盛なキャラクター。子どもの飽くなき知的好奇心をそのまま具現化しています。
当時多くの子どもたちや保護者を驚かせたのが、これら個性豊かな12人のキャラクターの台詞、そして物語を包み込む温かいナレーションのすべてを、声優の玄田哲章がたった1人で担当していたという事実です。アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えや『トランスフォーマー』の総司令官役で知られる重厚な低音ボイスの持ち主が、愛らしい幼児声からナレーションまでを巧みに演じ分けた声優技術は、今なおアニメ業界の語り草となっています。

【2026年最新】動画配信状況とDVD・復刊絵本の入手ルートを総力取材
「子どもの頃に見ていたあの映像をもう一度見たい」「自分の子どもに見せたい」という需要が高まる中、現在のメディア展開と入手状況はどうなっているのでしょうか。各プラットフォームや出版元の最新状況を調査しました。
| 媒体・プラットフォーム | 現在の利用可否・価格帯 | 一般的な流通状況 | 編集部の見解・おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 新装版 絵本(世界文化社) | 定価:各巻約900円〜1,100円 | 全国書店・オンライン書店で新品入手可能 | ★★★★★ 装丁も新しく読み聞かせに最も手軽で最適 |
| 公式DVD(NHKエンタープライズ) | セル版:中古相場3,000円〜8,000円前後 | 廃盤傾向。図書館や中古市場がメイン | ★★★★☆ 当時のアニメーション映像を鑑賞できる貴重な手段 |
| 主要サブスク動画配信(Netflix/Prime等) | 常設見放題配信なし | 権利関係の複雑さから定額配信は未解禁 | ★☆☆☆☆ NHK特番(Eテレタイムマシン等)の単発放送を待つ必要あり |
| カプセルトイ・公式復刻グッズ | 1回300円〜500円(ブラインド仕様等) | 大手ホビーショップ・ポップアップ店で展開 | ★★★★☆ レトロブームを受け定期的に新作が市場投入中 |
現在、動画サブスクリプションサービスでの定額見放題配信は行われていません。そのため、当時のアニメーションを楽しみたい場合は、公共図書館の視聴覚コーナーに所蔵されているDVDを利用するか、中古市場で流通している公式ベストセレクションDVDを探すのが確実な手段となります。
一方で、活字媒体である絵本に関しては非常に恵まれた環境が整っています。かつて講談社から発売され大ベストセラーとなったシリーズは、現在世界文化社より新装版として全12巻が復刊されており、主要なネット通販や大型書店で手軽に購入可能です。
【実態検証】30代・40代が今なお熱狂するグッズと再評価の背景
SNSや育児コミュニティの声を調査すると、『こんなこいるかな』は単なる過去のノスタルジーにとどまらず、現役の育児アイテムやファッションアイコンとして再評価されている実態が浮かび上がります。
大手カプセルトイメーカーが手がけたラバーマスコットやポーチ、アパレルブランドとのコラボレーション靴下などは、発売と同時に完売する店舗が続出しました。「子どもの頃にお気に入りだった『ぽっけ』を我が子の通園バッグにつけている」「自分自身が『いやだ』に似ていたと親から聞かされ、今度は自分のイヤイヤ期の娘に読ませている」といった声が多数寄せられています。
派手なデジタル演出や刺激的なストーリーがあふれる現代だからこそ、原色を基調としたミニマルなデザインと、数分間で完結する素朴な日常劇が、親世代にとっても子どもにとっても心地よい安心感をもたらしていると言えます。

なぜ40年近く愛されるのか?作者・有賀一広が込めた「しつけ」を超えた理念
『こんなこいるかな』の原作・キャラクターデザインを手がけたのは、イラストレーターの有賀一広です。そして、一度聴いたら忘れられない印象的な主題歌(作詞:日暮真三、作曲:渋谷毅)のフレーズとともに、番組は1986年4月から1991年3月まで足掛け5年にわたり『おかあさんといっしょ』内で放送されました。
「こんなこいるかな〜 こんなこいるかな〜」というリズミカルな導入から始まる主題歌の歌詞は、善悪を説教するのではなく、「世の中には色々な子どもがいるんだよ」というメッセージを優しく提示します。
当時の幼児向け教育コンテンツは、「わがままを言ってはいけません」「片付けをしなさい」というストレートなしつけ教育が主流でした。しかし本作は、作者の有賀一広をはじめとする制作陣の意図により、キャラクターの行動を一方的に断罪したり、無理に大人の理想像へ矯正させたりする展開を意図的に排除しています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「欠点キャラ」が肯定された真の理由
インターネット上の掲示板やSNSでは、時折「『こんなこいるかな』は問題行動を戒めるためのしつけアニメだった」という誤った言説が見受けられます。しかし、実際の作品構造を精査すると、その解釈は真逆であることが分かります。
作中において、「いやだ」が頑なに拒否反応を示しても、周囲の友達は無理やり従わせようとせず、「じゃあ待っているね」と受け止めます。怖がりの「ぶるぶる」が勇気を出せなくても、臆病であることを恥じる演出は一切なされません。
すなわち本作は、大人の都合に合わせた規範の押し付けではなく、「どんな欠点や困った癖があっても、それはその子の固有のチャームポイントである」という無条件の肯定をテーマに据えていたのです。1980年代後半という時代において、すでに多様性の受容(インクルージョン)と心理的安全性の本質を突いていた点こそ、本作が時代を超えて輝き続ける最大の理由です。
【プロの結論】発達心理学と自己肯定感の視点から見出す現代の育児教訓
児童心理学や家族社会学の観点から本作を分析すると、現代の育児における重要な示唆が得られます。幼児期における「イヤイヤ」や「散らかし」「忘れ物」は、脳の前頭葉が発達段階にある子どもにとって極めて自然な成長プロセスです。
大人が子どもの行動を「悪い癖」と決めつけて矯正を急ぐと、子どもは「ありのままの自分は愛されない」という条件付きの自己肯定感を抱きやすくなります。『こんなこいるかな』の絵本やエピソードを親子で共有することは、「あなたはそのままで愛される存在なんだよ」というメッセージを自然に伝える絶好の機会となります。
▼本作の鑑賞・読み聞かせが向いている人
- 子どもの第一次反抗期(イヤイヤ期)に直面し、関わり方に悩んでいる保護者
- 型にはまった「良い子」教育ではなく、子どもの個性を伸び伸びと育みたい家庭
- 昭和・平成レトロな温かみのある良質なデザインや児童文化に触れさせたい人
▼注意が必要なケース
- 「アニメを見せるだけで直ちに子どもの悪癖を直したい」という即効性のしつけ効果を求める場合(本作は矯正を目的としていないため、期待とズレが生じる可能性があります)

【こんな こ いる かな】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:全12キャラクターの中で一番最初に登場したのは誰ですか?
A1:1986年の放送開始当初に登場したのは「いやだ」「ぶるぶる」「たずら」「ぽっけ」「ぽいっと」「もぐもぐ」の初期6人です。その後、人気に伴い「ぴかっと」や「がんこ」など新たな6人が順次追加され、現在の全12人体制となりました。
Q2:YouTubeなどの公式チャンネルでアニメ全話を見ることはできますか?
A2:現在、NHK公式によるYouTube等での常設全話無料配信は実施されていません。NHK関連の周年記念特番や、図書館・中古市場等で入手可能な公式DVDを通じて視聴するのが正規のルートです。
Q3:昔の講談社版の絵本と、現在販売されている世界文化社の新装版に違いはありますか?
A3:基本的なお話の内容や有賀一広氏のイラストの魅力はそのまま受け継がれています。新装版では現代の印刷技術に合わせて色彩がより鮮やかに再現され、耐久性の高い用紙・製本仕様へとアップデートされています。
まとめ:時代を超えて心に寄り添う『こんなこいるかな』の普遍的価値
『こんなこいるかな』が初放送から約40年を経た現在も愛され続ける理由は、単なる懐かしさだけではありません。短所や弱点を含めて丸ごと自分と他者を受け入れるというそのメッセージは、多様性が重んじられる現代社会において、より一層強い輝きを放っています。
動画配信を待つだけでなく、新装版として復刊された絵本を手に取り、子どもと一緒にページをめくってみることで、かつて自分が感じた安心感や温もりを次の世代へと確かに手渡すことができるはずです。 (出典: こんな こ いる かな(Yahoo!ニュース))